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ラニーニャ現象とエルニーニョ現象は、簡単にいうと逆の関係にあります。
ラニーニャ現象とは、
太平洋赤道域の中央部(日付変更線付近)から南米のペルー沿岸にかけての広い海域で海面水温が平年に比べて低くなり、その状態が1年程度続く現象です。
そしてエルニーニョ現象はその逆です。
太平洋赤道域の中央部(日付変更線付近)から南米のペルー沿岸にかけての広い海域で海面水温が平年に比べて高くなり、その状態が1年程度続く現象です。
なお、エルニーニョ/ラニーニャ現象の発生及び終息は季節単位で表すことにしています。
■ラニーニャ現象発生時の春(3~5月)の日本の天候の特徴
気温:西日本は「平年並~低い」傾向、東日本も「平年並~低い」傾向
・ただし、1980年代後半からラニーニャ現象発生時の春に低温となったのは1回のみで、近年は高温化の影響が大きくなっています。
■ラニーニャ現象発生時の梅雨期間の日本の天候の特徴
(南西諸島は5~6月、その他の地方は6~7月。北日本に北海道は含まない)
梅雨入り:東海地方に「平年並~早い」傾向、沖縄地方に「平年並~遅い」傾向
梅雨明け:東北北部と東北南部に「平年並~早い」傾向、四国地方と九州南部も「平年並~早い」傾向
梅雨時期の降水量:西日本太平洋側に「平年並~多い」傾向、東日本も「平年並~多い」傾向
梅雨時期の日照時間は、北日本太平洋側に「平年並~少ない」傾向、北日本日本海側も「平年並~少ない」傾向
■ラニーニャ現象発生時の夏(6~8月)の日本の天候の特徴
気温:東・西日本に「平年並~高い」傾向
降水量:東・西日本太平洋側と南西諸島に「平年並~多い」傾向
■ラニーニャ現象発生時の秋(9~11月)の日本の天候の特徴
降水量:東日本太平洋側に「平年並~少ない」傾向
日照時間は、北日本太平洋側に「平年並~少ない」傾向
■ラニーニャ現象発生時の冬(12~2月)の日本の天候の特徴
気温:西日本に「平年並~低い」傾向
降水量:東日本日本海側に「平年並~少ない」傾向
日照時間:北日本太平洋側に「平年並~多い」傾向、北日本日本海側も「平年並~多い」傾向、南西諸島は「平年並~少ない」傾向